私の部屋は日が沈むと西洋の部屋のように間接照明のみになるので暗いです。せつねいです。
これは昔観た黒澤明監督『夢』という作品の中の「水車のある村」という短編で、笠智衆扮する103歳のおじいさんが「夜は暗くないと困る」と言っていたからであります。
暗いのが夜だ、夜まで昼のように明るくては困る。星も見えないような明るさなんていらない。
おじいさんの素敵な意見には概ね同意なのですが、そうなると夜に本が読みにくくてしょうがねいです。
「Kindleを読めばいいじゃない」とかのブルボン朝の王妃はおっしゃいますでしょう。
確かにKindleはバックライトがあるので暗い部屋でも読書ができます。
たくさんの本を持ち歩くことができ、旅行には大変重宝しております。
大好きな江戸川乱歩全集(12,213ページ)がA6サイズのデバイスに全て収まっているなんてまるで夢のようではありませんか!
しかし、そうは申しましても、紙で読みたい本もあるのです。
あの、ページを捲るときの懐かしい匂いを嗅ぎながら、端末の充電を気にすることなく、お気に入りの栞を挟んで読書を楽しみたい夜が、私にはあります。
そういうわけで、私は夕方になると眼鏡と読書灯が手放せない人間なのですが、
『読書灯』と一言で申しましてもたくさんの種類がございます。
なるほど、今は『ブックライト』と云うのですか、これは失礼いたしました。
さすれば、私が今まで試したブックライトについてご紹介いたしましょう。
安定感のあるスタンドタイプ
机や椅子にもつけられるクリップタイプ
もち運び簡単首かけタイプ
これらのいくつかを試しましたが、いやはやどれも、どうもしっくりこない。帯に短し襷に長し…という状態でなかなか読書に集中することができずにおりました。
しかしこのたび、購入した下記商品が非常に具合がよろしい!
恥ずかしながらこの歳で、すっかり惚れ込んでしまいましたので、この日記に記しておきます。
小型なのに調光調節機能があり、角度の調整や調光(色味)の変更もできて夜の読書がたいへん快適になりました。
上記のように置いて使用してもいいし、下記のように本の裏表紙などに引っ掛けて角度を調整して利用することもできます。
私はロッキングチェアに座ったり、床に寝転んで本を眺めることが好きなので、手軽に持ち運べるこのサイズはとても重宝しております。
また、愛車で遠方のひなびた温泉地などに出かけ、硫黄の匂いを嗅ぎながら車内で読書をすることもあります。そう云う時にはやはり、ランタンなどでは光量が足りないのです。
その点この読書灯は本にピタリと挟んで使用するので、文字がしっかりと浮き上がります。
おかげで幼いダニーを追い詰める、怒れるジャックの姿をありありと想像することができました。(シャイニング拝読中)
日の短い冬の時期、大活躍してくれた私の救世主(メシア)ご紹介でございました。
皆様も良い読書生活を愉しまれますように。
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